産科
当院では人工妊娠中絶の処置も行っております。社会的、経済的理由にて妊娠の継続が困難な場合、母体保護法に基づいた人工妊娠中絶処置をいたします。当院では吸引法で中絶処置をしています。掻爬法に比べると合併症(出血、子宮内容遺残、子宮穿孔)が少なく、手術時間も比較的短時間で終了します。
子宮内から妊娠組織を除去するため、子宮口を広げる処置が必要です。一般的に初産の方は経産婦の方より子宮頸部が硬く、広がりにくいので子宮口を広げる処置のために手術前日夕方から入院していただいております。経産婦の方は基本的に手術当日の朝に来ていただき日帰りで行います。
日中の診療時間内に行いますので、診療状況や分娩進行状況によって手術開始時間は多少前後いたします(基本的に夕方16時前後を目安に行います)。
最終月経からの週数や胎児の大きさからの週数をわりだし、決定します。
一般的に週数が早いほど、出血量や手術時間は短く済みます。大きくなればなるほど、出血量が多くなったり、
処置に時間を要することなど合併症のリスクが上がります。
妊娠5週~9週6日まで | |
1泊の場合 | ¥220,000(税込) |
日帰りの場合 | ¥200,000(税込) |
妊娠10週0日~11週6日まで | |
1泊の場合 | ¥250,000(税込) |
※1泊の場合は宿泊費と2食分(入院当日夕食と翌日朝食)が金額に含まれています。
※費用は前払いかつ現金支払いのみとなっております。
中期中絶について(妊娠12週0日~21週6日まで)
妊娠12週0日を超えた場合の中絶を中期中絶といいます。12週未満の中絶方法とはリスクや方法が大きく異なります。また、死産届の提出、火葬、納骨などの諸手続きが必要となります。入院期間も必要であり、費用もたいへん高額になります。難しい決断ではありますが、中期中絶は様々な面での負担が増えますので、可能な限り12週は超えないように早期の受診をお願いいたします。
中期中絶に関して希望される場合にはまずは電話にてご連絡ください。状況に応じて適宜対応いたします。