院長より

風しんについて 


2013年07月01日

先日、今話題の風しんについて議論する場がありました。

テーマは
「先天性風しん症候群を引き起こす風しん感染の予防について」です。

内容は、
古くて新しい話題になりますが、風しんが成人間で流行している現在では、妊娠初期の婦人が感染して先天性風しん症候群という病名で、出産された新生児が難聴や心疾患、白血病や緑内障などの障害を持って生まれてくるとして社会的問題となっています。

2012年10月以降、先天性風しん症候群児は、今年6月までに全国で11人の発生をみます。風しんの発生は、東京都・神奈川県・大阪府・兵庫県と大都市 に集中して報告されており、これからは地方への感染拡大が危惧されます。先天性風しん症候群の報告内容を見ると、母親の妊娠中の風しん感染罹患歴は、有り 7例、無し2例、不明2例、母親のワクチン接種歴は、有り0例、無し6例、不明が5例となっていました。

青森県内でワクチンの接種費用を助成(予定)する現状ではないかと推察しております。

厚生省より、(1)成人に対するワクチン接種、(2)働く世代への時間外対応、(3)妊産婦や若年婦人への情報提供等の依頼が来ていますが、下記の事項を早急に行って欲しいと思います。

• (1)妊婦の夫・子供および同居家族
 (2)20代から40代への妊娠可能性の高い人
 (3)産褥早期の抗体価陰性の女性
 を対象にワクチン接種を実行する。

• 青森県が(1)の対象者に助成を行う。

• 青森県が助成することを決定した場合は、市町村及び医療機関への通知を迅速に行う。

過去の事例で、風しん流行時において人口妊娠中絶数が増加する傾向にあります。毎年出生数が減少している本県において、絶大な人口数減少をまねく恐れがあります。
是非、風しん流行時でも安心して出産できる環境を作って頂きたいと思います。

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