院長より

新生児蘇生法について 


2012年12月01日

こんにちは、苫米地です。

朝晩の冷え込みも厳しく、路面も凍りつく季節となりました。
今回は、先日、私が受講してきた新生児蘇生法について、少しだけお話ししたいと思います。

近年わが国では、周産期医療体制が進み、ハイリスク分娩やハイリスク新生児が予知された場合、地域周産期センターや総合周産期母子医療センターに母体搬送され、小児科医が立ち会いし分娩できるシステムが確立しています。

しかし、順調な妊娠・分娩を経過した場合でも、胎児が胎内生活から胎外生活に切り替わる出生時には、予想外のことが発生するのも稀ではありません。

母体の中で胎盤を通じ呼吸していたことが、出生により胎外に出ることによって、胎外生活に適応した自発呼吸の状態に切り替わらなければなりません。
しかし、出生児の約10%はこの呼吸循環の切り替えがうまく進行せず、吸引や刺激などのサポートを必要とします。
さらに約1%は、救命のために本格的な蘇生を必要とし、最適な処置を受けなければ、重篤な状態になることも有り得ます。

予期せぬ事態にあった時、適切な蘇生処置を遂行できるために
その方法を学ぶ新生児蘇生プロジェクトがあります。

今回、青森医師会主催で、この講習会が行われることとなり、11人の産婦人科医、小児科医が受講されます。
このような機会が設けられることにより、新しい周産期医療が行われることでしょう。

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