今年の夏はどうなるのでしょうか?まだ梅雨が明けてませんよね…。
暑すぎるのも嫌ですが、どうか8月は夏らしくなってほしいですね。
妊娠すると、ホルモンの関係で体温調整がうまくいかない為、暑い日はより暑く感じられるようになります。水物やさっぱりしたものばかり口にしたり、クーラーの効いた部屋で長時間過ごしたりしていると、夏バテになり体調を崩しやすくなってしまいます。
夏が旬の野菜には、体の余分な熱を取る働きを持っていますし、また利尿作用もあるので、むくみを予防する働きも持っています。そこで今回は夏野菜の代表を紹介したいと思います。
<トマト>
100gあたりの成分(トマトMサイズ 2/3個分)
・主な栄養成分・・・
カロリー 19Kcal
ビタミンA 45ug
ビタミンC 15mg
カリウム 210mg
・効能・・・・・
喉の渇きや、食欲不振を緩和します。身体を冷やし暑さの改善、特にのぼせや目の充血なども改善してくれます。
トマトの赤い色のリコピンは、抗酸化作用があり、ガンや動脈硬化に高い予防効果を持つことも報告されています。
<きゅうり>
100gあたりの成分(約1本分)
・主な栄養成分・・・
カロリー 14Kcal
ビタミンC 14mg
ビタミンK 34ug
カリウム 200mg
・効能・・・・・
尿量を増やし、むくみを改善します。口の渇きや、二日酔いにも効果があります。又、ナトリウムをコントロールする働きもある為、血圧の降下や安定にも役立ちます。
<茄子>
100gあたりの成分(長なす約半本)
・主な栄養成分・・・
カロリー 22Kcal
ビタミンK 10ug
葉酸 32ug
カリウム 220mg
・効能・・・・・
尿量を増やし、むくみを改善します。手足のほてりを取り血行促進の作用もあります。紫色の皮はアントシアニンの一種・ナスニンという色素で、ブルーベリー同様、眼精疲労を和らげたりします。
<とうもろこし>
100gあたりの成分(約1/4本)
・主な栄養成分・・・
カロリー 92Kcal
カリウム 290mg
ビタミンB1 0.15mg
ビタミンB2 0.1mg
ビタミンB6 0.14mg
食物繊維 3g
・効能・・・・・
野菜と言ってもトウモロコシは穀物のひとつ。
カロリー・蛋白質・糖質が高め。又、ビタミンB群やミネラル分も含んでいる為、疲労の回復、消化吸収を高め、胆のうの働きを改善します。
食物繊維も豊富で、便秘の改善にも効果があります。
どの野菜も、一年中手に入るようになりましたが、やはり旬の時期はその素材が持つ「うま味」「栄養価」が一番優れています。お日様をたくさん浴びた野菜を食卓に取り入れ、暑さに負けない身体作りを心掛けて下さい。又、生姜・みょうが・にんにく・こしょう・大葉などは、身体を温める働きを持っています。冷たい物ばかり食べる時は、薬味に使って体温の調整をして下さいね。

「夏野菜」について

2013年08月08日
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